この制作スタイルのメリット
まずはこの制作スタイルのメリットからお話しします。
スターティングコストが抑えられる
大きなWebサイトを最初から作るのとは違い、公開時点でのコストが抑えられます。低予算で始めたい場合におすすめです。
着手から立ち上げまでがスピーディー
やはり大きなWebサイトを最初から作る場合よりも、工数が少ない分、制作期間が短縮できます。
コンテンツを増やしていくため動きが出せる
公開後にコンテンツを作り足していく制作パターンですので、Webサイトは頻繁に更新されている状態になります。閲覧者にとっても毎回見る楽しみが生まれますし、検索エンジンの評価も得やすくなります。
この制作スタイルのデメリット
次に、この制作スタイルのデメリットについてお話しします。対応策は打ちますが、完全にリカバリーできるかどうかの不安は残ります。
公開時点のボリューム不足
大きなWebサイトが公開されるのとは違い、公開時点ではボリュームがないため見応えがないサイトと捉えられる危険性があります。閲覧者の記憶にその評価が残ると、リピート率を下げる結果になりかねません。
この問題に関しては、次の更新日を明記したり、今後頻繁に更コンテンツを追加していく動きがあることをはっきりさせることで対応します。
また、ボリュームが少なすぎると検索エンジン側から衛星サイトであるとみられてしまうかもしれません。
この問題に関しては、「sitemap.xml」をまめに更新して検索エンジンにアピールすることで対応します。
ランニングコストがかかる
公開後にコンテンツを作り足していくため、大きなWebサイトを立ち上げて通常の更新をしていく場合よりも、更新やコンテンツ追加にかかるランニングコストは当然高くなります。
総括すると……
はじめから大きく作るWebサイトと「小さく産んで大きく育てるWebサイト」とでトータルコストが同じだったとしても、後者の方が動きがあって今の時代にマッチしていると言えるかもしれません。特に、スターティングコストがかけられない場合にはこの制作スタイルがおすすめです。