日常生活で目にする「感動のシーン」。それは現実ばかりでなく、映画やテレビ、書籍の中にも展開されています。スポーツも「筋書きがないドラマ」といわれます。
Web戦略においても、感動の展開なくして閲覧者の行動を呼べません。
平凡、陳腐で落ち着いていないか
会社や商品、サービスについて、どんな特長をお持ちでしょうか。そしてそれが自然に伝わる工夫がなされているでしょうか。
売り込み調になっていないか
会社や商品、サービスに対して、どこにも負けない自信があったとしても、それを売り売りで押しつけられたら、誰しも良い印象は受けないでしょう。それは全て自慢話を聞かされているようなものですから。閲覧者が何を知りたくてサイトを来訪してくれたのか、よく考えなければなりません。
御社の良さを誰が語っているか
売り込み調になるな、とはいえ、アピールポイントを引っ込めたままでは何もアピールできません。アピールをするな、ではなくアピールの仕方に気をつけよう、というお話です。
たとえば、自分の長所を自分で語っている人がいたら印象が悪いばかりか、その話の内容も割り引いて聞いてしまいます。でも、その人の長所を他の人が語っていたらどうでしょう。
つまりは、やり方次第なのです。
どんな展開で伝えるか
御社や商品、サービスの良さを第三者にそのまま伝えていただくのも良いのですが、それって、お願いすればできてしまいますよね。さらに報酬をお渡しすればあることからないことまで出てきてしまうかもしれません。見ている側も気づきます。今の世の中、「ヤラセ」には敏感です。ヤラセでなくともヤラセだと思われてしまうのです。
ニュース番組か、ドラマなのか
御社や商品、サービスについてお伝えするのに、ニュース番組的に伝えようとしていませんか。あるいは教育番組か。
他社に負けない良さがあるのなら、そこにはドラマチックなエピソードがいくつもあるはずです。そんなドラマを紹介してみませんか。
ドラマを見つけるのも広報の仕事です
「そんなドラマチックなエピソードなんてないなぁ……」などと嘆いていらっしゃいませんか?それを見つけることこそ広報の仕事です。人の心を揺り動かさずして消費は生まれません。
「ドラマチックストーリーなんかあるわけない」とおっしゃるなら、そんな商品やサービスを買ってもらおうとか、そんな会社に入社してもらおうとか考えること自体が間違いですよね。商品開発とか、社内改革とか、根本の部分を手直ししなければなりませんね。
でも、何か光るモノを持っている自信があればこそ、世に売り出しているわけですから、がんばってドラマを探してみてください。