今さら申し上げるまでもなく、更新されないWebサイトはリピート率が下がります。また、最終更新日が明らかに古いサイトは情報も古いケースが考えられるため、内容の信憑性に欠けるところがあります。まめに更新されているWebサイトはこういった心配はないかもしれません。まめに更新作業を行うことこそ最強のWebサイト管理であることは間違いないでしょう。しかし、誰も見てくれなくて構わない趣味のWebサイトでない限り、まめに更新されているというだけではまだ土俵に乗っただけです。つまり、最低レベルをクリアしたに過ぎないのです。では、他社と差を付けるには何が必要でしょうか。
更新効果が低いと思われるケース
短時間でできる見せかけのような更新
たとえば更新日時のみを変更するとか、最新情報に「更新」と記載するだけで何を更新したのか分からないようなケースです。本当にこれだけの更新作業なら、まさに人も検索エンジンも欺く行為です。また、実際には更新作業が行われていたとしても、これではどこが更新されたのか不明瞭ですし、本当に更新されているのかどうかも分かりません。
実際にあった例ですが、サイト全体を一度ダウンロードして、何の変更もかけられていないデータをもう一度アップロードして上書きするだけの作業をして、新着情報の欄に「○年○月○日 更新」とだけ記載しているサイト運営者に、逆効果である旨をアドバイスさせていただいたこともあります。
サイトのテーマにあまり関係ない部分の更新
コツコツと更新作業を行っているように見えて、サイトのメインテーマから離れてしまった内容部分ばかりが更新されているケースです。残念ながら、閲覧者にとっても検索エンジンにとってもあまり効果がないと言えます。閲覧者は何を求めてそのWebサイトを訪れるのかを考えればすぐ分かる話です。
ある飲食店の例です。Webサイトをお持ちになる前から、店主の奥様がブログを運営されていました。当初はお店のメニューやイベント情報がこまめに発信されていました。やがてご夫婦に赤ちゃんが生まれました。そのタイミングからそのブログは、タイトルもデザインも以前のままで、内容のほとんどが子育て日記に変わってしまいました。これはブログの例ではありますが、メインテーマからずれていて効果が低いだけではありません。仮にあなたがこのお店の評判を聞きつけて一度食事をしてみたいと思われたときに、このブログをご覧になったらどうお思いになりますか。もちろん、このブログが店主ご一家の日々を語るブログとして別に立ち上げられたものなら何の問題もないのですが。
更新効果が高いと思われるケース
サイトのメインテーマにより近い内容を掘り下げる
御社のWebサイトが何のために公開されているのか、その核心を突くメインテーマを掘り下げていくことがベストです。
簡単なことではありませんが、このスタイルで更新作業が進められていけば、御社のWebサイトはテーマに沿った内容がどんどん濃くなっていくわけですがら、閲覧者が求める情報の充実度は日増しに上がっていくのです。
閲覧者はもちろん、検索エンジンも高い評価をするでしょう。
文章で表記するコンテンツを積み上げていく
図表や写真を用いて分かり易くするのはもちろん良いことです。でも、「文字を書いてもどうせ読まないから」などと、やらない理由を付けないで、とにかく文章を書いてください。文字数が多くても、読ませるためのテクニックを使えば良いのです。あるいは飛ばし読みでも内容が伝わるようにすれば良いのです。「読んでもらえない文章を書いても無駄じゃないか」「それじゃあ、誰が読むんだ」___。当社がこのアドバイスを申し上げると、必ずと言って良いほど上記のお言葉をいただきます。大丈夫です。検索エンジンが読んでますよ。
どの程度書けばよいのか
文字数で2,000文字程度、頻度は週一回。これをコツコツと繰り返してください。初めは大変です。それは間違いありません。いや、初めだけでなく、ずっと大変でしょう。仮に毎週2,000文字書くことが苦でなくなったとしても、ネタに苦しむかもしれません。
でも、もしあなたが1年かけて毎週2,000文字、サイトのメインテーマに沿った文章を書き続けたら、ライバルは誰も追いつけない位置にあなたは居ることになります。実はこの作業こそ、最強の管理更新作業であり、ライバル会社にとって一番やって欲しくないSEO対策でもあるのです。