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明確に表現できているか!? 7つのポイント

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Webサイトでは、あれも伝えたい、これも伝えたい。
知らず知らず、ポイントはズレていく。

Webサイトに寄せられる期待は非常に大きいものがあります。しかし、欲をかきすぎると、閲覧者に伝えたいことが逆に伝わりづらくなっていきます。

1.そのWebサイト自体が、何者かはっきりさせる

サイト閲覧者は、常に次のようなことを評価しながら複数のサイトを回遊します。「今見ているサイトが何のサイトか」「自分に何をしてくれるのか」「この先を読み進めていくと何かメリットがあるか」

これがはっきりしていないと、即座に離脱、という結果を招きます。

ファーストビューと呼ばれる、Webサイトを開いたとき画面に収まる最初の範囲に、上記の問いかけに対する答えがしっかりと、わかりやすく、表現されているでしょうか。

2.絶対外してはならない鉄板アイテム

Webサイトの画面構成上、どこに何があるかを決めたルールは存在しません。しかし、サイト構造における一般常識としていつの間にか定番化されてしまっているものがあります。次はその例です。
①画面左上にロゴやサイトタイトルがあり、ここをクリックすればトップページへジャンプする
②サイトの右上には問い合わせ関連の表記やリンクボタンがある
③上記①と②の間のスペースか、その直下に、そのサイトが何のサイトであるかが分かる何らかの表現がされている
④ページの上部にはサイト内の主要なカテゴリーのトップへジャンプできるナビゲーションがある
⑤サイト全体を一望できる「サイトマップ」ページが必ず存在し、そのページからは基本的にサイト内の全てのページへワンクリックでジャンプできる
⑥サイトの最下部にはサイト運営者の名称が表記してあり、場合によっては住所や電話番号なども書いてある。また、コピーライト表記もあり、サイトそのものが何年から公開されているものかがそこを見ても分かる
など。このルールに従わないとペナルティがあるわけでも何でもないのですが、閲覧者がこの概念に縛られて来訪するとなると、ここからあまりにも外れると「見づらいサイト」として認識されかねません。

3.閲覧者がどうすればよいのかがわかるように

サイト閲覧者自身がどうすればよいのかを導く仕掛けが必要です。閲覧者の実情は、Webサイトの中でとても戸惑っています。

次にあげるのは、実際に一般的なサイトユーザーから集めた本音です。
①『お問い合わせ:TEL.000-0000-0000』と書いてあっても躊躇してしまう。その理由は「本当に電話をかけてしまって良いのものかどうか迷う」「今日はかけても良い曜日なのか」「今はかけても良い時間帯なのか」など。
②リンクボタンがあっても「クリック!」と書いてなければ気づかない。またはクリックして良いものかどうかを躊躇する。

テレビ番組で、俳優やアナウンサーの発言にさえ字幕スーパーが流れるような過保護な時代です。加えてメールやネット上でのトラブルについての報道も後を絶ちません。初めて閲覧するサイトで、詐欺に遭うかもしれない、思わぬ落とし穴があるかもしれない、と不安になることも確かです。

4.目的にあったイメージを演出しているか

デザイン的な面を含めて、サイトが訴求したいイメージを演出できているか、です。たとえば飲食店ならおいしさや食の安全性、士業なら信頼感、医療系なら清潔感や安心感など、それぞれに外せないイメージがあるはずです。仮に病院のサイトが全面黒バックだったらどうでしょうか。

好みや流行で決められない要素があるのです。

5.分かり易い表現文か、心揺さぶるレベルか

文字離れの時代です。いくら雄弁に文章で語っても、読んでもらえなかったら意味がありません。かといって、画像ばかりが並んでいても内容が伝わりきらないのは同じです。

例えば、見出しだけを読んでいくだけである程度の内容が伝わるような要約の仕方ができていれば、必要なところだけ本文を読んでもらえる、ということが期待できます。同時に、画像やチャート、図表、動画といったビジュアルコンテンツを挿入することで、「飛ばし読み」にもいっそうの理解が深まります。

もちろん、本文や見出しなどの文章が読みやすくかかれていることは必須となります。伝えたいメッセージがスッと腹に落ちるか。理解しやすく噛み砕いてあるか。これは最低限のレベルです。

これは単に文章能力の問題だけではありません。もちろん、何が言いたいのかさえ分からない文章や、助詞の使い方が誤っていたり、句読点が正確に使用されていないなどの初歩的な問題は論外です。

しかし、ここではその上のレベルが求められます。表現文が記憶に残り、次の行動を起こさせるような心揺さぶるところまで吟味されているか。

ホームページで集客しよう、増収増益を目指そう、というのなら、そのレベルの文章表現が必要です。

6.デバイス(閲覧端末)が変わっても見られる構造か

かつてはPCで表示できれば十分、という時代がありました。

しかし、今はPC以外にタブレットやスマホなどスマートデバイスでの閲覧割合が高まっています。

PCでは見られたWebサイトが、タブレットやスマホでは表示されないコンテンツがあったり、単にPCで見えているWebサイトが縮小表示されているだけ、ということでは不十分です。

7.余分なものや、見づらさの原因が残っていないか

文章表現的には、説明文が回りくどい、、長すぎる、同じ単語が複数回出てくる、などが分かりづらい要因の上位に挙げられます。

デザイン面では、文字が小さすぎる、文字が背景色に近い(あるいは薄すぎる)、逆に目がチカチカするほど色数が多い、コントラストがきつい、無意味なGIFアニメーションが使用されているなどが見づらさの原因になります。

ページを飾ろうとイメージ写真や挿絵を使うケースもありますが、必ずしもプラスにはたらくとは限りませんので、注意が必要です。